エトワールの田代裕貴です。

 

梅が満開でとてもきれいだな~
と思う季節になりました。

 

 

 

毎年、寒い季節になると
赤い実がなる木があるんですが、
いつもその実は木についたまま
春を迎えるんです。

 

 

ところが最近は
鳥が木の実を食べつくし
赤い実はありません。

 

 

近所の生態系が
この異常気象で変わっている
と聞いているけれど

 

 

今まで食べられていなかった
木の実が食べられてしまうなんて

 

なにか起こっているに
違いありません。

 

なんなのでしょうね。

そんなことを考えていて
今思うこと、

 

 

それは世の中の
メンタルの変化。

 

というか、
ストレスに対して
弱くなっている人が
増えているんです。

 

 

特に小学生から大学生くらいまで。

 

 

でも、本当はもっと前から
増えています。

 

 

ただ弱り方が半端ないんです。

 

不登校の数が今は30万弱。
原因はいじめ。

 

わたしはいじめられる側の
メンタルが弱いというよりも

 

いじめる側のメンタルが
弱いのだと思います。

 

 

人をいじめることでしか
自分のストレスを発散できないとか

相手とコミュニケーションをとれない、

快感を味わえない。

 

いじめることで
相手になにかを伝えようと
しているわけです。

 

自分はこんなに頑張っているとか
支配することで偉くなった
気持ちになるとか、

 

誰かが自分の言いなりになるから
快感を味わうとか。

 

 

自分の感情のままに
行動してしまい、

 

 

それを正しいとしてしまう。

 

 

真っ向から自分と向き合えず
相手を否定することで

 

自分はこれでいいのだ
この自分が本当の自分だ
と思ってしまう。

 

やめられない自分は
仕方ないのだ、

 

自分はそういう人間で
周りが自分に合わせればいい、

 

潜在的にそう思っていて
それを現実に行動に
移しているわけです.

 

子どもだけではない「いじめ」の現実

もちろん、
それは子どもだけでなく
大人にもあります。

 

 

それは職場だとハラスメントと
言われているものです。

 

 

能力以上の仕事をわざと与える、
ぎゃくに簡単すぎる仕事しか与えない。

 

指導をしない。

 

暴言を吐く、無視するなど。

 

職場だけではなく
ママ友などのつながりや

大人の兄弟間でもあります。

 

 

 

なかには釣り餌式のいじめが
あります。

 

 

それはいじめには見えず
なんだかモヤモヤする、

 

そして気がつくと
ぐっさり傷ついている形のもの。

 

 

それはアメとムチを使い分ける
いじめです。

 

 

たとえば、

 


ちょっとお高くて
おいしいランチに
誘ってくれて

 

全額、気前よく
おごってくれるけれど

 

会話の中で揚げ足とりをする、
いちいち嫌味でかえされる、

 

こちらがうまくできていない
ことに対して、

 

自分はどれだけすごいか
などの自慢話を

 

まるで無意識にしちゃっている
ようにみせて

 

実は意図的なのでは?
と疑わざるを得ない状況に
いつも付き合わされ、

 

 

よくよく考えてみると
めちゃくちゃ傷ついていた、

 

へとへとに疲れていた、

 

なんだか利用されていないか?
と疑問が残っていた、

 

というタイプのものです。

 

最終的には
「話をきいてくれて
ありがとう♡」

と言われて
「なんかいいことしたな」

 

と思うけれど
後で考えたら

 

いいように利用され
それなりに報酬はあり、

 

腹立たしいけれど
それを吞み込まなければならない

 

そんな心理状態になっていることです。

 

それがつづくと
だんだん、

 

お誘いがかかるだけで
胃が痛くなるように・・・。

 

これは要注意です。

 

もちろん
なんでもかんでも
辛い感情を起こさないように
守ってしまうのは


心を弱らせるので
良いとはいえませんが、

 

 

特定の人や場所、状況を
見ただけで震えあがるように
なってしまったら

心のSOSです。

 

そんな時はいったん
場を離れるのが一番。

 

そうでないと
適応障害などの
病気にすらなり得ますから。

 

なぜいじめが
やめられないのかというと、

 

人間の脳には残念ながら
いじめることで快感を覚える
機能がそなわっている
と言われています。

 

 

 

その攻撃対象がときには
人ではなく虫や動物など
より弱い存在になることもあります。

 

 

幼い子どもが
残酷なことをするのも、

 

まだ未熟だから。

 

 

ちなみに私は子どものころ
セイタカアワダチソウという
黄色い花の咲く、

 

長ーい雑草を(ほんとうに背が高い)
根本からひっこぬいて
道路にバシバシ叩いて
花粉で真っ黄色にした、

 

という残酷なことを
しておりました。

 

 

今思えば、花粉症の人には
最悪なことで

 

雑草とはいえ
その花には

 

とてもかわいそうな
ことをしたと思っています。

 

 

でも大人になって
心が成長したから
そう思えるのであり、

 

心の成長といじめの感情は
実は深い関係があります。

 

 

いじめる人というのは
心の成長が未熟であり

 

そこを認めないので
やっかいです。

 

だからできるだけ離れて
一緒にいないのがベスト。

 

人間の脳には良心の呵責を感じる機能もあります。

 

生きていくために
必要な機能として、
いじめたくなる機能や
そうでない機能がそなわり、

 

それをコントロールしていけることが
成熟した人間のすることです。

 

ですから、

いじめはあっては
ならないこと。

 

いじめられる側が悪いのでは
ありません。